対応1:夫に貸しを作る

最近話題になった某水泳選手の不倫では、妻の対応にも注目が集まりました。不倫した夫が所属する事務所の公式サイトに掲載された直筆の謝罪コメントには、夫だけでなく妻の謝罪コメントも一緒に掲載されていたのです。また、その後の報道によって妻は「離婚」しない考えであることも明らかになりました。 これは専門家から見ても満点対応です。 「離婚」を選択しないのであれば、するべきことはひとつ。スキャンダルによって生じる、家庭の経済的損失の立て直しです。つまり、できるだけ早く夫の失点を回復し、選手としての活動再開をサポートすることでしょう。その第一歩が、被害者であるはずの妻による謝罪コメントだった、というわけです。 そして、そのような妻の行動に夫は感謝しないわけにはいきません。今回の「謝罪」で夫に大きく貸しを作り、妻が今後の夫婦関係において優位に立ったことは間違いありません。 間違いを犯した夫を非難するのは簡単ですが、それを控えて窮地の夫にあえて救いの手を差し伸べる。これぞ、妻のベストな対応です。 著名人でなくとも、不倫によって夫が社会的に追い詰められたり、身内から非難されるようなケースはあります。もし両親や親戚から不倫を非難されたとき、夫婦そろって頭を下げ「以後こんなことはさせません」と妻が言い切る。それによって、親族内における妻の株はうなぎのぼりですし、夫から感謝されることも間違いありません。